華道の生け方
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盛花(もりばな)
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投入
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釣り花・掛け花
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自由花(じゆうばな・じゆうか)
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古典立華(こてんりっか)
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現代立花(げんだいりっか)
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古典生花(こてん せいか・しょうか)
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現代生花(げんだい せいか・しょうか)
いけばなを通じて
「和の心」を養う
池坊宝生流とは、いけばなを初めて習う人にもわかりやすく
いけばなの技術のみならず木や花の生育状況や植物の出生を学び、自然を敬い心の豊かさを磨きます。
あらゆる環境に、多種多様な花形を用いて生けられるよう工夫されており
自然盛花を中心にしたいけばなの文化を学ぶことができます。
また、太山寺を母体とした いけばなの道場です。
池坊宝生流 名前の由来
池坊宝生流の「宝生」は仏教の真言宗の教えの中心になる
五つの如来様の一人「宝生如来」から名を頂いたものです。
南方に位置し、活動の中心をあずかる如来様
事物間の平等性をみぬく智慧と、修行により福徳の宝を生ずる徳とをそなえた仏で
社会をも「和」する人を養育するとの意により名がついたとされます。
流派の歴史
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昭和7年
(1932年)二世家元柴𥔎徳純(光範)大本山護国寺に於いて良行阿闍梨に随って潅頂
護国寺にて修行 華道・茶道を学ぶ
護国寺第50世貫主 佐々木教純大僧世より池坊宝生流の流名を拝命 -
昭和26年
(1951年)(社)帝国華道院認定教授拝受
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昭和42年
(1967年)秀應 太山寺入寺光範の門弟となる
明治百年記念茶華道参加名誉賞受賞 -
昭和45年
(1970年)第44回全日本いけばなコンクール 文部大臣奨励賞受賞(秀應)
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昭和46年
(1971年)講堂(太山寺茶華道総司所)落成
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昭和50年
(1975年)池坊宝生流宝生会設立
第49回全日本いけばなコンクール 東京都知事賞(秀應) -
昭和58年
(1983年)(社)帝国華道院理事(秀應)
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平成8年
(1996年)池坊宝生流三世家元 茶道を茶道宗門と改名二世家元を秀應僧正に継承
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平成15年
(2003年)二世家元光範 太山寺名誉住職徳純 九十歳没
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平成16年
(2004年)第78回全日本いけばなコンクール 帝国華道院賞(尊勇)
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平成17年
(2005年)第79回全日本いけばなコンクール 文部科学大臣奨励賞 華道大賞(尊勇)
栃木市茶華道協会会長に就任(秀應) -
平成18年
(2006年)浩隆(隆鳳)・尊勇(尊勇)副家元に任責
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平成21年
(2009年)栃木県茶華道協会会長に就任(秀應)
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平成22年
(2010年)第84回全日本いけばなコンクール 内閣総理大臣賞(尊勇)
教程の進め方
入 会 | 花にふれる。花の見方・道具の扱いを学び、くらしの中の花を生ける |
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初級・中級 | 盛花の基本の花型を学び、さらに奥行きをふかめる。投げ入れの基礎を学ぶ |
上 級 | 一つの花器に2つの剣山を使い生ける(株分け) 籠や壺を使い、投げ入れのバリエーションを増やす |
准教員 | 上級過程で身につけたものを極める。釣り花・掛け花を学ぶ 花展に出展できる |
正教員 | 自由な創作に向けての練習(様々な素材を使い、線・面の表現を学ぶ) 季節の行事に合わせた花を生ける 全国コンクールに出展できる |
教 授 | 生花・立花を学ぶ 本部の研究会に参加ができる |
免許状申請
進 度 | 期 間 | 免 許 |
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入 会 | 2ヶ月 | 入 門 |
初 級 | 6ヶ月 | 初 伝 |
中 級 | 6ヶ月 | 中 伝 |
上 級 | 6ヶ月 | 奥 伝 |
准教員 | 8ヶ月 | 准教員(席札) |
正教員 | 14ヶ月 | 正教員(看板) |
教 授 |
池坊宝生流では次の教程へ進んでいただく際、免許状所得の申請ができます。
池坊宝生流の
本部となる建物です
1Fは大きなホール いけばな教室
2Fは待合・小間・広間・立礼席をそなえた茶室