樹齢約360年、「岩しだれ」と名づけられているこのしだれ桜は
市の天然記念物であり「とちぎ名木百選」にも選ばれている。
承応元年（1652年）徳川三代将軍家光公の側室・お楽の方が
この寺で病気静養をしていた折、御子四代将軍家綱の武運長久を願い
お手植えされたものと伝えられ、毎年薄紅色の美しい一重の花が開花する。
滝から流れ落ちる清水が岩にあたってはね飛ぶ姿に
桜の枝ぶりが似ている事から『岩しだれ桜』と呼ばれる
ようになったようである。
また地層状で岩盤のうえにある桜からとも言われている。